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confuoco Dalnara

春香傳

はじめて見たけれどぐいぐいひきこまれた。映画『春香傳』(林權澤監督)。
やっぱりパンソリ(半島の語り節)はおもしろい!
ソリの抑揚、テンポ、
固有語と漢語のまじった言葉遣い・表現にひきこまれた。
燕と訳されていた部分は固有語でなく漢語表現だったのも興味深い。
語り節の成立年や節の調子を合わせること(韻を踏む?)などと関連がありそうで...。

春香と夢龍のやりとりは
詩心のやりとり古典の素養のやりとりで
かけひきとは趣の異なる言葉遊びがおもしろい、源氏物語のよう。
たとえば「雁随海蝶随花蟹随穴」。

ソリクン(パンソリの歌い手)の声質が
文楽の竹本住大夫の響きと似た力強さを感じた。
観客がソリを聞きながら涙ぐんだり合いの手、掛け声をかけているのが楽しそうだった、舞台と観客席がinteractiveで一体となっていて...。
ほんとうにひきこまれる話、ひきこまれる語りだった。
残念ながらまだ国立文楽劇場で文楽を聴いたことはないが、
大阪でのノリは東京と違って
パンソリのように大夫と聴衆がinteractiveにかけあう部分があるのかなぁ。
舞台になってからが長い文楽と
パンの演目パンソリとは
やはり聴衆との距離感、近さが異なるのだろう。
歌舞伎の大向こうのような舞台と客席のキャッチボールのようなのとも違う
パンソリの聴衆の姿が印象的。
そうだ、M.L.Kingの演説に賛同の合いの手を入れるGospel Singerみたいな聴衆の姿も思い出した。

暗行御史が出てくるところは爽快。待ってましたー!という気分♪
李夢龍とはべつの、もうひとりの有名な暗行御史の映画が楽しみ。

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